元島民が北方領土の講話 増幌小中で道の出前講座

 道主催の北方領土学習は26日午後、増幌小中で行われ、参加した高学年以上の児童生徒12人は、北方領土の歴史について知識を深めた。
 道では、道内の小中高校生たちに北方領土問題について関心を持ってもらうため出前講座を道内18小中高校で行っており、宗谷管内では21日に稚高で実施された。
 札幌在住で現在、千島歯舞諸島居住者連盟理事を務める択捉島出身の松本侑三さん(77)が講師になり、昭和22年の6歳まで過ごした島での思い出を語った。
 当時の択捉島での生活について「千島列島は暖流と寒流2つの海流が交わる世界でも珍しい地域のため鮭やマス、コンブなどの海産物が豊富に獲れ自然豊かな島」などとスライドを使い、当時と現在の違いを紹介した中で旧ソ連軍が日ソ中立条約を破り侵攻し共同生活した思い出を振り返り「自然と資源のある豊かな島が太平洋戦争で全てを失った」などと話し、「1日でも早い返還が実現するのは勿論だが、日本人とロシア人が一緒に生活できる場所も大切」などと共存していく必要性も呼びかけていた。

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