時の話題 「マチづくり」

 普段の日と違って土曜は車も人通りも少なく閑静な市役所一帯なのにけたたましい音が聞こえてくるので、ふとその方向を見ると稚内では珍しいペンシルビルの解体工事が行われている。
 中央3の西村洋裁店の建物とさぬきうどん店の間の4、5階建てのビルで損害保険会社が入居していた。
 そんな古い建物でないはずなのに解体するというのは何か後利用が計画されているのかと勘繰ってしまう。市役所にあった道道沿いの法経ビルはじめ一帯は老朽化してきたとはいえ解体され現在は更地の状態だ。
 更には一帯では昨年の今時期に行った下水導管更新工事のアスファルトを剥ぐ工事が施工されており、喧騒さに閉口している。
 ビルばかりでなく民家や店舗の解体も頻繁に行われており、本社の近くでも以前床屋さんだった民家の撤去作業が行われている。市立病院に近いので跡地は駐車場にでもなるのだろうか。
 日本全体の人口が減って行く中、政府は中心市街地を主体にしたマチづくり「コンパクトシティ」を平成に入ってから推し進め、稚内でもキタカラなどは典型例であろう。
 東西にひょろ長い市街地を形成している〝ふんどし町〟の稚内では住宅街が中央地区から離れた所まで広がっており、コンパクトシティを目指すといっても無理がある。
 市役所や稚内信金本店の改築が俎上に載せられる中、現建物近くでの建て替えの方向性にあるようだが、一つの考え方に固執することもなかろう。融通無碍な対応も一考を要しては如何かな。

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