時の話題 「あすから霜月」

 小さな春のごとく暖かい日が多かった晩秋もいよいよ冬将軍の孫らしきのが寒を連れてやって来ている。寒くなると防寒着を身に纏うと共に足早になり、アーケード街で車の陰から横断しようとしたところ、あわや轢かれそうになった。
 季節の変わり目は体調に変化が生じることがあるので、人も車の運転手も気を付けたいものだ。
 この秋冷も霜月(11月)には暖かくなるようで、朔北の町に幸せの使者を遣わしてくれればいいのだが、巷間マチの雀の話題になっているのは芳しい事ではなく地元紙として淋しい思いをしている。
 あと2カ月残す今年。稚内の景気、そして市民生活はどうだったのといえば、9月6日の胆振東部地震と全道停電(ブラックアウト)までは比較的穏やかに推移していたが、その日を境に潮目が変わったように稚内ばかりでなく全道的にも後退局面になっている。
 ホッケも獲れ夏魚オオナゴの漁も予想を上回る好漁で、引きずられる格好でサケ定置網漁も堅調だったが、大地震後は軌を一にし漁が振るわなくなり、宗谷海区漁業調整委員会(宗谷海調委)集計の今月20日まで水揚げ高は147万匹(昨年同期対比12・2%減)と昨年を下回ってしまい金額は28億5千万円ほどと昨年の半分にまで落ち込んでしまった。
 いい事は長く続かないと言うが、正にその通りであり、一時の盛況に浮かれず兜の緒を締める慎重さが求められよう。
 あと2週間もすれば降雪期になり慣れているとはいえ何かと制約される季節になる。一陽来復すればいいが。

コメントを残す