利礼航路運賃34年ぶりに値上げ ハートランドフェリー社人口減少など経営厳しく

 ハートランドフェリー(本社札幌)は26日道運輸局に対し、来年1月1日から利礼航路など全路線の運賃を平均14・2%値上げする申請を行った。運賃改定は昭和60年以来、消費税率改正など除き34年ぶり。
 同社によると、人口減少、利用者の減少が続いたことで経営環境が厳しさを増しており外国人の受け入れや離島観光振興のため老朽化した船舶の更新を行うためとして値上げに踏み切った。
 値上げは自動車の輸送運賃も含めた全路線が対象。例えば稚内~利尻島鴛泊の1等が4440円(現行3770円)2等自由席が2500円(同2240円)。島民は国や道の割引制度があるため運賃は変わらない。
 運賃改定により、3カ月ごとに燃料費に応じて価格が変更されるバンカーサーチャージは一旦廃止される。
 東海且典稚内支店長は「値上げは心苦しいが値上げ以上のサービス向上を目指していきたい」と話していた。
 平成12年から就航しているフィルイーズ宗谷の代替船として、平成32年から就航する予定の新造船は進行方向のオーシャンビューを望むアイランドビューシート、ベビールームなど新たに設けられる。

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