消防功労の爲安さんに危険業務叙勲

 秋の危険業務従事者叙勲者が発表され、元稚内消防長の爲安興一さん(79)=こまどり3=が消防功労で瑞宝双光章に輝いた。
 旧樺太豊原市で生まれ育った爲安さんは、幼少期に叔父が消防士として活躍していた姿を見て自分も将来、人命救助など人の役に立てる仕事がしたいと稚高を卒業した昭和32年に稚内消防署に消防士として奉職。消防隊長などを歴任し平成9年から2年間消防長を務め平成11年に定年退職した。
 42年間、市民の生活財産を守ることを常に心掛け職務を全うしてきたと話す中で、昭和30~50年代は年間約40件前後の火災が発生し中でも昭和35年に宝来地区の水産加工場の火災では、一緒に現場に出動し消火活動していた先輩隊員が火災に巻き込まれ殉職。昭和50年代に緑地区でガス漏れによる火災で家族3人が亡くなる火災は今でも鮮明に覚えており人命を助けることができなかったことに今も悔いが残ると話し、改めて自分の仕事が危険と隣り合わせだったのかを振り返っていた。
 今回の叙勲について「受章すると思っていなかったのでとても驚いています。この受章は私だけではなく家族や同僚など多くの人たちの支えがあっての表彰なのでとても感謝しています」と話していた。

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