時の話題 「停電から1カ月」

 胆振東部地震、全道停電(ブラックアウト)から1カ月経った。稚内の停電は復旧にさほど手間どらなかったが、2日以上停電した地域があり、最終的に全戸停電が解消したのは2日前の今月4日のことだった。それも北電との契約解除によっての事だったよう。
 小欄では逸速くブラックアウトを「人災では」と論じたが、その後の専門家の見解からは早とちりとも言えず厚真の石炭火力発電所への依存が余りにも大きかったことが浮き彫りになった。と同時に何故厚真に依存しなければならなかったのかという疑問が浮上し、泊原発の休止と新電電の参入で苦境に立たされている北電の経営問題に言及する論調があった事を書き添える。
 原発停止後、2度値上げし収支が改善したとして役員報酬を上げたのに苦しい経営。北電は生活インフラの中枢である電気を供給し経営が成り立っている大前提を隅に追いやり笊商売にうつつを抜かした実態を炙り出したという点でブラックアウトからの教訓は大きかった。
 そういう訳で本紙は北電との契約を破棄し地元業者が代理店業務をする新電電に切り換えさせてもらった。
 地震や停電の損害は農林水産、観光など経済方面だけでなく道民生活のあらゆる面に及び被害額は五千億円に上るようである。
 天災は致し方ないにしても以前にも主張したが北電の罪は重い。北電といえば道内では一流会社の一つでありこれまで道民は絶大な信頼を寄せていたはずである。信頼回復には丁寧な仕事をして行かなくてはならない。御社なら可能だろう。

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