時の話題 「18年前の写真」

 先日、妻が家の中を片付けていると筆者が今は北見にいる長男の級友に進呈しようとした中学校の卒業式で卒業証書を授与されるK君の写真が見付かった。今から18年前の写真である。
 K君は現在、塗装業を営んでおり子どもが何人かいるのだが、その子どもさんが筆者の孫娘と仲が良く遊びに来るので子どもさんにお父さんの写真を持って行ってもらおうと思っているところだ。
 人の縁は不思議なもので何かしら見えない糸で結ばれている。20年近く経ち出てきた写真にその思いを強くしている。
 一旦、稚内を離れ帰郷するなんて夢にも思わなかった自分が稚内に戻り自ら門を叩き入社した稚内プレス社に妻がおり、その後結婚し2人の子どもができ社長になり5年半。編集も制作も若手に切り換わり細々ながら稚内の中での木鐸になるべき新聞を発行しているが、山あり谷あり毎日平坦なことはなく、社長として大所高所からだけでなく末端の全てに目配せすることに偶にだが嫌になることがある。
 記者の大先輩として尊敬する他紙のNさんが社長をしている時に筆者が「最近(パチンコ屋で)見かけませんが」と話したところ「社長の俺がきちんとしてなければ社が傾くだろう」と言ったのを覚えている。
 知己のある人、とりわけ自分より年上の人生経験が多い人の言葉は重いものがあり、ずっしり心に響くものがあるのだが、未だ未だ未熟な筆者は「しっかり」が身に付いておらず、たわい無いことで向きになるのは直りそうもないようである。

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