時の話題 「沖縄県知事選」

 選挙は水物だが、弔い戦はだいたいが亡くなった前任者の後継者が強い。沖縄県知事選はすい臓がんで急逝した翁長武志知事の後継者の自由党衆議であった玉城デニー氏(58)が下馬評通り大差をつけ勝利した。玉城さんは沖縄在日米軍兵士を父親に持つ自由党党首の小沢一郎衆議の懐刀である。
 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古(名護市)移設への是非を問う安倍政権と野党そして沖縄県民との戦いだったが、県民の願いが凝縮された選挙結果になった。
 戦中、戦後も辛酸を舐めてきた沖縄の人達にとっても町の真ん中にある普天間飛行場より辺野古の海岸縁の方がいいのに決まっている。しかし、そうならないのは積年の日本政府、そして米軍への怨嗟なのであろう。
 理屈で通らない事が世の中にはあり、安倍さんはじめ権力を手中にした為政者は人の機微が分からないというより分かろうとしないのが一番の欠点だ。
 選挙に負けた佐喜真淳氏は前宜野湾市長であり、有能な人が沖縄政界の表舞台から去ることでの損失は小さくなかろう。
 沖縄の政治には県民との融合が欠かせなく与党自民党は土地土地つまり風土に合った選挙戦、いや普段から住民を無下に扱わない姿勢が問われよう。
 3選果たし一見盤石そうな安倍政権の甘ちゃんぶりは情けない限りだ。軍師官兵衛はいないのかな。
 稚内だって対岸の火事ではない。向かうところ敵なしの感のある工藤市長だが、市民本位の市政を行わなければ、ほぞをかむことだってある。丁寧にだ。

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