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 宗谷総合振興局海獣被害防止対策連絡会議が28日、水産ビルで開かれ、参会した漁業関係者らがトドやアザラシによる漁業被害対策などへの認識を深めていた。
 道や市職員、稚内漁協などから参会した28人を前に、宗谷総合振興局の大友水産課長は「今年度はアザラシの個体数調査など実施し追い払いの手法を検討しており、被害減少に向けて意見を交わしたい」などと挨拶。このあと、水産課から昨年度の宗谷管内での海獣被害は減少傾向にあるものの被害額は5億4000万円にも及ぶことなど説明があった。
 東京農業大学生物産業学部海洋水産学科の小林万里教授が「宗谷管内におけるアザラシについて」と題した講話では、アザラシが流氷減少により自由に移動ができるようになりアザラシ猟の衰退などにより「直接的・間接的に生態を変えてきた」と話していた。