時の話題 「新潮45の休刊」

 人口減少は経済パイを縮小し、あらゆる業界に減量経営を強いる中、新潮社の「新潮45」が自民党の杉田水脈衆議の「LGBT(性的少数者)は生産性がない」寄稿を受け識者の杉田氏擁護論を掲載したことで世間から激しい批判を浴び休刊する破目に陥った。
 新聞、雑誌、漫画、週刊紙など媒体紙・誌の人口減やスマホなどIT普及による部数減は目を覆うばかりの状況のようで、新潮45も1万部程度まで落ち込んでおり挽回策として杉田論文を肯定する方向に傾斜し、良識ある国民の批判に晒されてしまった。
 起死回生に向け右往左往する雑誌業界の苦境は新聞にとっても他人事でないにしても、いきなりの休刊は愛読者を置き去りにした身勝手な判断といえ納得できるものでない。
 稚内にも雑誌の発行を続ける北方現代社があり、齢90を迎えようかという高津社長が孤軍奮闘し雑誌の灯を消さないよう頑張っているが、中央の雑誌同様、状況は変わらず呻吟しているようである。
 道内にも「北方ジャーナル」「クオリティ」「財界さっぽろ」などあり古くからの友人のジャーナル誌の工藤社長(筆者と同性だが親戚ではない)が電話越しによく愚痴をこぼすが、どこも経営は厳しそうである。
 と言う本紙も部数、広告とも往時から30%ほど減り、とても楽な状況ではないが、公器としての大きな役割があるので、それこそ減量経営し存続しなければと、眦を決しているところだ。
 電子版(無料)を出すなど企業努力しているが、どうなることやら。見当がつかない。

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