サハリン航路最終便運航 来年運航の行方は 藤田社長、日向寺専務退任へ

 8月8日から運航してきたサハリン航路の最終便が21日午後1時半過ぎ、乗客3人を乗せ稚内からコルサコフ港へ向け出港した。
 運航断念から一転しサハリン側が運航経費を全額負担することで運航されたサハリン航路は、今季19往復38便の運航が予定されていたが、16往復32便の運航で678人の利用に止まった。当初800人の乗客を見込んでいたが、台風による欠航震災などの影響で8、9月で150人近いキャンセルがあった。
 最終便出港後の会見で北海道サハリン航路(HSL)の日向寺専務は、藤田社長と自身の今期限りでの退任を明らかにした。ハートランドフェリーが航路撤退後、平成28年4月に設立したHSLは航路再開に向けた調査会社として3年が経ち「一定の役割を十分果たした」と退任の理由を説明し、6月22日に開いた株主総会で2人の退任が了承されたとし「会社の運営、業務については今後、稚内市の判断に任せる」と述べた。
 日向寺専務は3年間関わってきた航路への思いを「残すべき航路で、今年は運航を担ったサスコ社が社会的に必要な航路という思いで運航し、日本とロシアを結ぶ唯一の航路という熱意が彼らからひしひしと感じた」と語った。

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