時の話題 「油断禁物」

 好事魔多し。物事が順調に行っている時ほど邪魔が入りやすい。人への戒めの言葉なのだろう。
 理詰めな思考が勝利をもたらす将棋や囲碁は別にし瞬時の判断で勝敗を競う野球やサッカー、テニスなどスポーツは思考というより咄嗟の機転や動きが勝利を呼び込む。大相撲秋場所の横綱白鵬の立合いを見ているとその思いを強くする。
 相撲のように数秒で勝負が着かず9回まである野球、都合90分間のサッカーも最初のうちの点は長い勝負の序章に過ぎず、一言で言えば「勝った」と思った瞬間に落し穴があり勝利の女神がするりと疫病神に代わってしまうかのようにだ。
 20日夜の日ハム対ソフトバンク戦は清宮の3ランで勝利を掴んだかに楽観した途端からの気の緩みで女神が微笑み返しただけで手を振り遠くに見えなくなってしまった。
 新聞づくりにもよくあることで「いい感じの物が出来た」と安心していると、20日の商工会議所会員と市長との懇談会の記事のよう前日19日夜に開催したのに、どう間違ったのか「5日夜開催」ととんでもない過ちを犯したりする。
 油断大敵である。
 主要な派閥が味方し安倍さんの圧勝と見られた自民党総裁選は勝つには勝ったものの、禅譲を目論む岸田さんの芽を摘むような石破さんの善戦に、溜飲を下げた地方の自民党員は少なくなかろう。
 そもそも選挙は水物で、どちらが勝っても大差はつかない。来春の統一地方選だって当てはまるだろう。
 だからこそ将棋や囲碁のよう沈思黙考が大事になる。

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