時の話題 「1.46倍とは」

 稚内職安管内(稚内猿払、豊富、天塩、遠別)の7月の有効求人倍率が1・46倍と、データが残る限り史上最高を記録した。求職100人に対し、それを46%上回る146人の求人があるという空前の人手不足状態を来たしている。
 「いくら募集しても人が集まらない」と嘆き節が聞こえてくる。65歳位までの労働人口が足りないということなのだが、稚内管内の職業別求人・求職状況からは一般事務員と軽作業員など一部を除くと大幅な人手不足を来たしている。
 この求人と求職の開きは埋まりそうにないというのが筆者の見解だ。
 土建関係、看護師や保健師、栄養士、医療技術者、保育士、販売店員・訪問販売員、営業員、ホームヘルパー調理人、接客サービス員、製造加工作業員、ボイラー技師、大工・左官などと列挙すれば切りがないほど人手が足りない。
 いわゆる専門的職業の人は医療なら札幌や旭川、建築に至っては道内を出て2年後に五輪がある東京にヒトが集中しており、過疎地の稚内など地方の小都市は敢えて述べるまでもなく、厳しい求人状況にある。
 若者(新規高卒、大卒者)の都会志向は否定するものではないものの、東京での生活を10年経験した筆者に言わせれば、若いうち都会は楽しい事だらけだが、現実問題としてお金が無ければ家に閉じこもっていなければならず、年を取ってからは医療を除くと都会の住みづらさだけが表面に出てくる。
 「稚内出身」でなく稚内市民として居着くよう願っている。

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