時の話題 「雨降り地固まる」

 胆振東部地震が起きて以降、東京、九州にいる古い付き合いのある人から安否を尋ねる電話があった。東京などの人にとって北海道は広いとはいえ稚内も安平も厚真も同じのようで、当方久しぶりに聞いた友の声に40年前の記憶が蘇った。
 最初に電話があった東京の高橋さんは筆者が腰掛け程度に勤めたクラブの弾き語りの専属歌手で何故か気が合い店を終え江古田(西武池袋線)界隈で朝まで飲み明かし麻雀も楽しんだ仲であった。
 高田さんは浪人時代3畳間の安アパートに住んでいた時知り合った久留米出身の九州男児で、当時、彼とは何かの諍いがあり喧嘩までしたのだがその後、高田さんの面倒見の良さと人柄もあって長い付き合いをさせて戴いている。雨降って地固まるといったところか。
 喧嘩をすれば互いに疎遠になるのが普通なのだろうが、年賀状や今回のように災難が起きた場合に連絡をくれるのは声だけとはいえ友、遠方から来たるという心境である。
 一時、200枚以上差し出していた年賀状も10年ほど前から新たに出さぬよう努め、富岡から朝日への引越で住所録を間違って投棄してしまったことから今では精々100枚程度に賀状は減ったものの、縁とは奇なもので何かしら連絡を取り合う人がいるのは有難いことである。
 最近、社員との諍いあるも腹を割った話し合いで30代の社員も激高型の筆者を幾らか分かってくれたようで仕事に復帰した。社長として安堵している。
 十数年もいると情が出て論評のよう一刀両断とは行きません。

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