停電で機能マヒ 市民生活に大きな影響

 6日午前3時過ぎに発生した北海道胆振地方を震源とする最大震度7の地震で、道内全域で停電が発生。稚内は6日夜から一部の地域で電気が復旧したものの、7日も緑などで停電は続き市民生活に大きな影響が出ている。

 停電は地震発生直後の6日未明から続いている。
 北電稚内ネットワークセンター(旧稚内営業所)によると、6日午後6時50分に中央、宝来、大黒など一部、7日午前10時10分から萩見、朝日、富岡など一部の地域で電気は復旧しており、停電が続く地域も電力需給のバランスが取れ次第、電気の供給を再開するとしている。
 停電発生を受け、稚内市は災害対策本部を設置し、サハリン訪問を中止した工藤市長が6日午後、札幌から稚内へ戻り、午後6時半過ぎに続いて7日午前8時に対策本部会議を開き、市内の被害や停電状況の情報収集に当った。
 停電の影響で市営住宅などで水道のポンプが動かず、断水していることを受け、市では庁舎横に給水所を設け対応しており7日午後8時まで利用できる。
 文化センターロビーで7日午前9時から携帯電話やスマホの充電コーナーを設け約30台分が充電でき、1人30分まで充電可能とし午後8時まで開設する。充電ケーブルなどは各自持参となっている。

「交通機関が大打撃」
 6日未明から停電で市内の交通機関は混乱しており7日正午現在も路線バスの全面運休など、市民の生活交通や観光客が足止めをくらうなど大きな影響を与えている。
 宗谷バスによると、信号機の停止などにより安全が確保できないとして、6日午後6時以降、路線バスは全便運休、都市間バスは7日午前中の稚内~札幌間の7便が運休した。
 JRは6日全便運休7日は全道で運転見合わせとなり、空の便は7日午前中の稚内~千歳間の2便以外の運航が予定され、利礼航路は平常運航となっている。
 市では足止めされ宿泊先が確保できない観光客のため6日から少年自然の家に避難所を開設。6日は本州からのライダーや台湾など外国人観光客ら70人が宿泊し不安な一夜を過ごした。
 市(観光交流課)によると、7日午前中には70人のうちライダーなど13人が帰路に着いており、残る人たちには受け入れできる宿泊先のホテルを紹介し、マイクロバスを自然の家からキタカラまで運行し避難者の買い物の時間を作るなど対応に追われている。

「水や食料など求め列」

 停電の長期化に備え6日、市内のスーパーやコンビニなどで飲料水や食料を買い求める人が殺到した。
 6日午前5時過ぎから店を開けた中央地区のセイコーマートには水やパンなどを買い求める客が相次ぎ、パンなどは直ぐに売り切れた。30代男性は「停電がいつまで続くか分からないので、食べ物と飲み物を買いに来ました」と話した。

 営業時間を早め午前7時半から店を開けた富岡2のユアーズ卸売スーパーは、開店直後から客が訪れ、店の外まで100㍍以上の列ができた。店員は「けさ入荷したものも直ぐに売り切れ、次から次へと客が途切れなかった」と話していた。
 卸売スーパー中央大壹店では、午前9時の営業前に長蛇の列ができたことから1時間早く店頭前に缶詰やカップメン、レトルト食品など保存食が並べ営業開始してからは店内が停電で暗いため人数制限をかけて買い物客の対応に追われていた。

 潮見地区のガソリンスタンドでは、車の行列ができ、40代の男性は「スマホの充電を車でするのに給油に来たが、10台以上の列が出来ていた。早く復旧してほしい」と不安の声が聞かれた。

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