時の話題 「道内全停電」

 昨日未明の3時過ぎ胆振地方を震源とする地震により北海道全域295万戸が停電し、地震の被害はもとより電源喪失で都市機能ばかりか人間社会そのものが否定される事態に陥った。
 現代にあって電気は欠かせないものと誰もが頭の中で理解しているが、それが現実のものになれば対策を講じねばならず、コンビニや家電販売店は食料品や懐中電灯、電池など購入する人で長蛇の列が出来た。
 冷凍物など食品を冷蔵庫や冷凍庫で保存しているとはいえ停電が長時間に及ぶと腐る物や解凍する物が出てしまう。その事を分かっているからこそ我々は買出しにコンビニなどに走る。慌てふためくのは当然だ。
 地震は兎も角、道内全戸停電は〝ブラックアウト〟という聞きなれない電力現象で起きた。道内供給電力の半分を担う震源地近くにある厚真の火力発電所が3基とも地震により停止し需要に見合う供給が不可能になった事態に、他の火力、水力、地熱、風力など発電所が故障リスクを避けるため発電をストップしたことから全停電に至ったもので、改めて電気のデリケートさを知る機会となった。
 それにしても復旧に時間がかかっている。稚内でも市役所から北方面、大黒、緑、こまどりなどは今日の午前中も電気が通っていない。変電所の供給エリアの関係があるにしても今夕までの復旧を願ってやまない。
 北電には今回の全停電を教訓にし、大規模発電所に頼るリスクを避けブラックアウトとなる現象を引き起こす事なきよう努めてほしいものである。

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