大韓航空機犠牲者鎮魂 宗谷岬公園で世界平和希求し鐘打

 市教委、稚内市子育て推進協議会など主催の第31回稚内市子育て平和の日記念式典が1日、宗谷岬公園で開かれ、参列者が大韓航空機事件犠牲者の冥福を祈った。
 参列した遺族会の川名正洋さん(静岡)、山口真史さん(兵庫)はじめ関係者200人を前に、工藤市長は「ここ数年、テロや民族間の抗争が深刻化している。式典を通じて平和の尊さを貫いていきたい」、遺族会を代表し川名さんが「平和を大切にし、何が出来るのかを考えていきたい」と式辞を述べた。
 稚中生徒会の藤田菜々美さん(2年)ら児童生徒代表6人が「戦争の恐ろしさを忘れず思いやる気持ちを持ち続けたい」などと平和への決意を表明したあと、参列者は祈りの塔や世界平和の鐘を鐘打した。

「平和願う灯籠258基 北防ドームなどで灯す」

 乗客・乗員269人全員が犠牲となった大韓航空機撃墜事件から35年経った1日夜、第13回稚内市子育て平和祈念の灯が北防波堤ドーム内などに灯され、犠牲者の御霊を供養した。
 遺族や市民70人を前に青山副市長は「撃墜事件から35年の月日が過ぎ、私たちはこの事件を風化させないため平和への思いを後世に伝えていかなければならない」などと挨拶。田中俊美実行委員長が「子供たちの平和への願いを実現するのは大人の責任。子育て平和宣言に示された平和への努力を誓いたい」、遺族会を代表し当時32歳の父を亡くした兵庫県西宮市在住山口真史さん(37)=写真=が「心の中に平和への願いを思って頂きたい」などと述べたあと、参加者全員でドーム内に設置した200基と市役所前庭の50基、活動拠点センター前8基の灯籠に火を灯し恒久平和を誓っていた。

コメントを残す