公共事業、漁業好転 8月判断 旭川財務事務所 道北経済レポート公表

 財務省北海道財務局旭川財務事務所は、4~6月期の道北経済状況の8月判断分を明らかにした。5月判断同様「一部に弱さがみられるものの、持ち直している」とした。
 個人消費は、主要小売店売上が天候不順の影響などから衣料品や飲食料品が前年を下回り、乗用車販売は軽自動車が前年を上回ったものの、普通車は前年を下回り全体では下回ったとしながらも「緩やかに持ち直しつつある」と判断した。
 住宅建設は5月の「足踏みがみられる」から「緩やかに持ち直しつつある」とし、持家、貸家、分譲住宅のいずれも増加した。旭川市内では貸家の空室率が改善してきたため立地条件の良い場所を探す貸家建築の営業が展開され、大手や地元工務店による宅地の買い押さえが見られるようになっている。
 観光も緩やかに持ち直しており、稚内空港は前年を下回ったものの、国際線定期便によって外国人観光客が増えている旭川空港では前年を上回り、旭川市内のホテル宿泊者は富良野や美瑛の観光客の取り込みで増加している。
 旭山動物園の入園者は天候不順の影響もあって伸び悩んでいる。
 雇用情勢は、有効求人数が増加していることから改善している。 
 公共事業は、前年を下回った5月判断から「上回る」に改善し、前払金保証請負金額で上川の減少分を宗谷、留萌がカバーし全体で上回ったとしている。
 生乳生産は前年を上回り、漁業もタコ、ホタテ、ホッケの水揚げが増え上回った。
 金融機関の貸出残高は、事業者向けの設備資金、運転資金、個人向けも上回り、預金残高も前年を上回った。
 企業倒産は、件数、負債総額とも前年を下回った。

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