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 公僕というのは公衆に奉仕する者の意味で公務員などの総称でもあるが、この国の公僕たちは国民に奉仕することを忘却し時の権力者に目を向け、やることも辻褄合わせに終始しているようだ。
 小紙では余り記事にしないが、稚内職安から同所管内の障害者雇用状況の年度ごと資料が送られてくる。国は(厚生労働省)は45・5人以上の従業員がいる民間企業に対し全従業員の2・2%(今年4月2%からアップ)の障害者を雇用するよう指導している中での一環としてマスコミに資料配付しているのだが、その障害者雇用行政を司る元締めが出鱈目な数字を出し改ざんしているのが発覚し、厚労省ばかりでなく大半の省庁で水増し申告をしていたのは国の根幹を脅かす由々しき事態といえ抜本的な対策が求められている。
 明治維新以来、およそ150年経ち日本の官僚政治が瓦解してきているのに違いなく、更にあってはならないことが連続し起こる日本国の体たらくには呆れ返ってしまい情けない限りである。
 東大など一流大学を卒業し奉職した高級官僚を頂点とした政治は行き詰っている。政府が官僚の人事権を握ったことで媚びへつらうようになり高邁な精神が消え失せたようである。国ばかりでなく地方自治体だって疑いの目を向けられるような不遜な仕事をしていないのか。
 戦後73年。追い付き追い越せを合い言葉にひた走ってきた日本は官ばかりでなく民もモラルハザード(倫理の欠如)に喘いでおり、到る所に兆候が出てきている。日本の未来は全く持って厳しい。