時の話題 「我田引水⑴」

 「税金に群がるハイエナ」 「我田引水の市長取り巻き」などと威勢のいい佐々木政美会長の声が飛び交った稚内を愛する市民の会主催のゴルフ場取得問題説明会(24日夜、東地区活動拠点センター)に臨場した。
 今年3月、稚内市が買取りした稚内カントリークラブの土地と建物取得は地方財政法に抵触する目的のない支出で、価格も適正を欠くとして要した4200万円余りの返還を工藤市長に求めた住民監査請求却下を受け開かれた説明会に集まった30人近い市民を前に「市長の取り巻きのため拠出された税金は市長権限の裁量を逸脱し濫用したものである」などと声を大にし話す佐々木代表。30年近い付き合いになる筆者だが改めて打算のない人だなと強く思った。
 佐々木さんの原点は貧しかった少年時代で中学生の頃には稚内プレスの配達をし家計を助けたこともある。その困窮から身を興し運送会社の経営者になった佐々木さんは後に市議にもなり宗谷畜産公社や全日空ホテルなど稚内市第三セクター売却に舌鋒鋭く挑み問題視したことがあり、その姿勢は市民目線の正に〝稚内を愛する市民〟である。
 説明会で彼は昨年の新カーリング場建設が議会で決まった時からゴルフ場、そしてボウリング場の市の取得が始まると予想していたと言っており、ボウリング場は先方の無償譲渡断念という方針転換によって話はなくなったものの、稚内CCは経営負債ばかりでなく税金も社会保険料も滞納し二進も三進も行かない状況にあって粛々と買取り交渉は進められたのであった。

コメントを残す