稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議 サハリン州政府が貨客船投入を提案

 稚内とサハリンで隔年開催している稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議が24日、ANAクラウンプラザホテル稚内で開かれ、サハリン航路の利用促進に向けて意見を交わした。
 2年ぶりの稚内での会議には、サハリン側から州政府やサハリン定期航路事業主体のサハリン海洋汽船サスコの関係者ら8人、日本から工藤市長はじめ、藤田稚内サハリン航路社長ら26人が出席。
 工藤市長は「サハリン州の決断によって航路が継続されたことは喜ばしく思っています。航路の継続に向けて双方の街ができることをしていきたい」と挨拶。コルサコフ市のフミーズ地区議会議長が「コルサコフと稚内間の航路は私たちの街の経済、観光、交流など様々な面で重要なものになっている」と強調した。
 続いて各代表が基調報告し、工藤市長は航路で使用されている双胴船型の「ペンギン33」は波に弱く、快適性に難があり欠航率が高いと指摘し「多くの日本人団体客は航空機を利用しその結果、客層も個人客が中心、これまでの運航状況を見れば今の船では快適性の問題で客層の変化に影響があり、厳しい状況を理解して頂きたい」と述べた。これに対し州政府のサドーヴニコフ運輸道路事業担当省大臣は「乗客の快適性という課題は理解しており、州政府では現在建造を進めようとしている2隻の貨客船のうち、どちらかの船を稚内とコルサコフ間の航路に投入していくことを提案したい」などと述べた。
 促進会議を終えたあと、午後から友好都市経済交流促進会議が開かれ、出席した関係者50人余りが経済活性化に向けた取り組みなどで意見交換した。

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