戦争のない世界に 九人の乙女平和祈念祭が同僚ら関係者330人参列し営まれる

 第56回氷雪の門・九人の乙女の碑平和祈念祭は20日、文化センターで乙女の同僚や関係者ら330人が参列し執り行われ、平和への誓いを新たにした。
 黙祷に続き実行委員長の工藤市長が「樺太の悲劇を再び繰り返すことのないよう次代を担う若い世代に戦争の悲惨さ、平和の大切さ命の尊さを訴え、平和の実現に日々努力することが私たちに課せられた使命であります」などと式辞を述べ、西本美嗣全国樺太連盟会長ら来賓5人が慰霊の言葉を述べた。
 九人の遺影が飾られた祭壇に工藤市長らが花輪、参列者全員で一輪菊を捧げたあと、詩吟連盟稚内支部が構成吟、稚内フラウエンコールが望郷の歌を斉唱し稚高吹奏楽部が「アメージング・グレース」などを演奏した。
 九人の乙女と一緒に真岡郵便局で働いていた栗山知ゑ子さん(90)=和寒町=は「当時は17歳で、年上だった彼女たちは優しく仕事を教えてくれた」と振り返り、乙女の一人故吉田八重子さんの同級生水野サダ子さん(95)=美瑛町=は「皆と遊んだ事が懐かしい。戦争のない平和の世の中になってほしい」と話していた。

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