時の話題 「あす終戦の日」

 73年前の昭和20年8月15日の昭和天皇陛下の玉音放送によって「本土決戦も辞さず」とした陸軍も矛を納め終戦の日を迎えた。
 終戦の日が近付くと新聞やテレビなどで太平洋戦争に纏わる特集記事や放送をするが12日のNHKテレビでの戦争孤児「駅の子」、同BSでのオッペンハイマーら米国の科学者の原爆製造は深夜12時までの番組だったが眠気を吹き飛ばすほどの内容であった。
 戦争孤児の問題は日本政府が処理しなければならない筈だが、当時の厚生省は600万人もいた外地からの引揚者の対応に追われ住処を上野駅などにした〝駅の子〟は置き去りにされ駅の地下に横たわる子供たちが生きているのか否かを確かめ死んでいれば片付けるというだけの全くもって冷たく公僕意識も乏しく行っていたというのだから呆れる。
 その劣悪の環境の中で生き延びた90歳にもなろうかという男性が「戦争を起こしたのは大人であり我々(子供が)を助けるどころか惨たらしい扱いをした社会に対し恨みがあった」などと語っていたが旨なることである。
 稚内にも東京など戦禍を逃れてきた人がおり大変苦労されたことが綴られた投書があったが、戦争を体験された人々の辛苦、心情を思う時、戦争ほど理不尽な事がないことを改めて知らされる。
 その究極ともいえる原爆に対し、ドイツなどからの亡命者を受け入れた米国で科学者が名声と名誉のため突き進んだ原爆製造。広島、長崎への投下に対し反省の弁がなく投下後の被害者にも言及しなかったことで戦争の持つ狂気を知った。

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