時の話題 「紫陽花咲く」

 社屋2階の窓から隣を見ると紫陽花が咲いている。初夏に咲く花で色が青から赤紫に変わることから「七変化」とも言われ、花は解熱薬、葉は瘧(隔日または毎日、一定時間に発熱する病でマラリアを指す事が多い)の治療薬向けに使われる。
 紫陽花は筆者の散歩コースにもあり若葉公園の一角でも咲いている。当てる漢字もそうだが、「あじさい」という語感が心地良い。無粋な筆者にも花を愛でる心持があることに気付かされる。
 散歩といえば午前中会社から郵便局、商工会議所まで行く途中に一服する市役所前庭のプランターに植えられた花々の可憐なこと。市民と職員によって植えられたあと水やりは職員が毎朝行っておりマリーゴールドやサルビア、ペチュニアなど数十種を数える。
 この前庭の花々もプランターに植栽した6月上旬以降、シカの食害に遭っているそうで、水やりをする職員の話ではシカはマリーゴールドなど黄色系の花を好み被害が多いとのこと。家庭菜園も同じなのかな。
 北風と潮風、冷涼な気候によって稚内では草や木がまともに生育しないと言われた中、他の町に比べると格段に少ないものの街路樹も徐々に増えてきており、花だって家庭や役所の施設で百花繚乱とまで行かずも〝十花〟くらいまでにはなっているか。
 漁をし工事をし牛を飼うなど日々の暮らしに忙しい市民に心の余裕ができてきたのでしょう。それだけ暮らし向きが良くなっている証しともいえるが、経済の先行きは明るくない。綺麗な花に不景気話。矢っ張り無粋だ。

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