時の話題 「あすから甲子園」

 100回目という記念の節目を迎えた全国高校野球選手権大会は明5日開幕する。開会式直後の藤蔭(大分)対星稜(石川)戦前の始球式を組み合わせ抽選会(2日)の以前に決まっていた星稜出身でプロ野球の巨人、大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんが務めるというのも神懸り的なものを感じる100回大会だ。
 今年はどんなドラマがあるのか。そして優勝校は。北海道代表の旭川大と北照はどこまで勝ち上がるか。興味尽きない熱戦の火ぶたが切られる。
 筆者が甲子園大会に取り付かれたようにファンになったのは昭和44年の三沢のエースだった太田幸司さんの松山商との決勝戦、再試合での熱投だった。
 その決勝再試合は今を時めくヤンキースのエース田中選手(駒大苫小牧)と日ハム現役の斎藤選手(早稲田実業)との対決へと引き継がれ、あの頃の斎藤選手は敵ながらあっぱれであった。
 他にも歴史に残る試合は数え切れないほどあり2週間ほどの甲子園大会が終わったあとの虚無感は、その後のプロ野球観戦にも大きく影響した。
 野球、とりわけ高校野球は筋書きのないドラマで、強豪チームが勝ち進むわけでなく判官びいきというのか弱いチームが強いチームを負かすというのは勝負事の醍醐味であり楽しみでしようがない。
 勝負事には勝者と敗者がおり、試合が終わって流す球児の涙も観ている我々の感動を呼び起こす。
 暑い最中の甲子園観戦。テレビでも感動は伝わる。球児の直向きさがいい。今年も手に汗握ることだろう。

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