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 単刀直入な物言いも悪くはないが、皮肉をたっぷり込めた川柳も乙なもので、今月から始めた川柳コーナーは投稿数も多く好評だ。
 応募を呼びかける広告で記したよう精々1週間に1度くらい載せ1回につき4、5作というところかなと予想していたが、見込みを覆す反響に少々戸惑っている。
 初回の10日に載った2編の柄井川柳さん作の柄井は江戸時代に川柳を興した人で、投稿した方は川柳の歴史にも造詣が深い人なのだろう。浅学非才な筆者は何も知らず最初から勉強になった。
 先週の27日まで4回23作品載った中で筆者が秀逸と感じたのは「力尽き空き家ポツリと哀しそう」(松下俊子さん)、「身のたけに合わせて頑張る水族館」(下流人さん)の2作品かな。松下さんには他にも多くの作品を投稿いただき追い追い掲載することになりますが、投稿には感謝するばかりです。
 下流人さんの川柳は皮肉たっぷりで筆者が好む作風であり今後も投稿をお願いしたい。
 俳句のように季語などに縛られることなく、ある意味自由に思うところを作品化する川柳は江戸時代から庶民の愉しみのひとつであり、偉い人が「俺の事を書いているな」と思っても直截的でないことから何やかやと考えさせるところがあり、17字くらいしかないのだが庶民の鬱憤がやんわり表現されるのがいい。
 読者コーナーとは異にする読者参加型の紙面づくりの一環で、次の仕掛けは?と悩んでいるところだ。
 むしゃくしゃする世の中に鉄槌でなくモグラ叩き感覚で投稿するのも宜しかろう。