時の話題 「7月三水会」

 今月の三水会例会のスピーチは海上自衛隊稚内基地分遣隊の奥村武士隊長が「南極としらせについて」と題して行った。
 奥村さんは「しらせ」の機関長として越冬隊を南極まで運ぶ任務に就いたことがあり、厚さ5㍍以上はある氷を砕き、時には氷盤の上に船が乗り氷を押し潰してしまう光景を動画で見せる一方、最新のシステムを搭載した
「しらせ」という船のすごさを紹介すると共に、南極大陸の偉容さと日本の南極探検の歴史を紹介する中、昭和32年の第2次越冬観測を断念し南極大陸に残された樺太犬のうち1年後の3次越冬隊まで生き残ったタロ、ジロの話もした。
 高倉健、渡瀬恒彦らの出演で大ヒットとした「南極物語」でのタロ、ジロの生還話はつとに有名で、タロ、ジロが稚内で南極に旅立つ前に訓練したことなどは稚内公園の慰霊碑、そして〝南極〟の冠が付けられた稚内みなとまつりで窺うことができる。
 日本の面積の37倍1400万㌔平方㍍もの面積がある南極大陸は95%が氷床で、その厚さは平均2400㍍に及び、氷が融けると海面は70㍍上昇するそうだ。昭和基地の平均気温は冬季(年がら年中冬のようだが)マイナス20度、夏季0度で最低気温はマイナス45・3度を観測している。
 宇宙同様、南極や北極、アマゾン流域、ゴビの大砂漠など未知の世界への人間の好奇心は果てしないものがあり、今回、毛色の変わった話を聴けたのも任に当たった人が稚内にいるためで、以前にも書いたが忙しくても三水会は外せない。為になりました。

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