時の話題 「町内会への寄付」

 先週、某町内会の役員と思しき人から「葬儀終了後の町内会への寄付で名前だけ載せ金額を載せないようにしたいのだが」という相談が本紙にあった。
 町内会にしてみれば寄付の多い少ないで折角の善意にケチが付くのを案じたものと思うが、「新聞に載ることで領収書代わりになるという町内会もあるようです。一考されてはいかがか」と筆者が話すと、その役員さんは
「もう一度役員で話し合ってみます」と電話を切った。
 その後、どうなったことやら。何の連絡もないので今まで通り金額を載せることで落ち着いたか。
 斎場の経営が始まる前、稚内の葬儀といえば町内会の役員さんに負担を強いていたのでその恩返しもあって遺族はお金や物を町内会に寄付し、筆者も義母、実母の葬儀をした際、町内会や役員さんに返礼させて戴いた。
 今は町内会館で葬儀をやらなくなったといえ葬儀の役員に町内会長ら役員が名を連ね、特に町内会長は遺族に代わって通夜、告別式のあいさつをするなど遺族側にするとお世話になっている。
 その御礼に寄付するのは社会常識的なところはあるが、どうしても金銭的な多寡が出てしまうので今回、相談があった町内会はその辺りを懸念したのであろうか。
 そこまで気を遣わなくてもいいのではと筆者思うも、想像するに役員ばかりでなく住民からも金額不要論が出ているのか。
 日本人は相身互いの精神での寄付が多い。稚内も少なくなく、独り善がりを嫌い少しでも役立てばという気持ちが強いようだ。

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