時の話題 「市制70年」

 昭和24年に稚内市制施行され70年。稚内港の開港70年は前年の昭和23年、国際開港場に指定されてのことで、慶事を祝った記念式が本日、800人の市民が出席し開かれ、冒頭挨拶した工藤市長はこれまでの歴史を踏まえ市民一丸となったマチづくりに全力を傾注するなどと述べたが、市長を先頭に「住んでいて良かったな」と思えるような稚内の未来に向け微力ながら力添えして行こうと決意した市民もいたことであろう。
 稚内は江戸時代の貞享2年(1685年)に松前藩が宗谷に藩主直轄の宗谷場所を開設したのが始まりで、明治12年(1879年)宗谷村に戸長役場が置かれ市として開基し今に至っている。
 市長は西岡斌、浜森辰雄、敦賀一夫、横田耕一さんの4氏が歴代務め、現市長の工藤廣氏は5代目になる。
 水産業を基幹産業とし酪農業は準基幹産業とし歴とした実績を残しており、戦後の高度経済成長によってインフラ整備の建設業が躍進し、ゆとりの象徴として観光が脚光を浴び、その後の基幹産業として台頭してきた。
 しかし地方の小都市という悲哀は若者の都会志向、医療過疎などあっての人口減少という辛い現実を突き付けられており、まちづくりの今後は厳しいことが予想される。
 人口減少は経済活動の低迷を生じ、景気が良い町だと人は集まるが、そうでなければ過疎化は進展する。
 10年前の市制60年から地域情勢が大きく変わろうとする中、市長はじめ市役所の職責は重さを増している。無理せず身の丈の運営が強く求められている。

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