密漁撲滅に向け協力確認 日ロ洋上会談開く

 日本とロシアの漁業秩序構築に向け意見交換する宗谷海峡での日ロ洋上会談が10日、道漁業取締船「北王丸」船内で行われた。
 昨年9月1日以来10カ月ぶりの会談には、道から水産局漁業管理課の谷内和人国際漁業担当課長ら6人、ロシアからサハリン州国境警備局のデレヴニン海棲生物資源保護課長ら5人が出席し意見交換した。
 道からオホーツク海域で違法に仕掛けられた所有者不明のカニ篭が今年に入って441個見つかったことを報告し、地先沖漁業の操業の際に洋上での検査がスムーズに行われるための申し入れをし、毎年発生している漁具被害など含め密漁の根絶に向けた指導・取締りを継続するよう要請した。
 これに対しロシア側からは、第3国などによる密漁船を昨1年間で10隻拿捕(5隻船体没収、1隻船長を禁固刑)したとの情報提供があり、警備艇や監督官を増やすとともに検査を行うなど操業に影響を与えないよう今後も努力するとし、被害が発生した場合は写真など具体的な情報の提供を日本側に求めたいと、連携強化や密漁撲滅に向けた協力要請があった。
 来年は7月頃を予定し、必要に応じて対応することを確認した。

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