時の話題 「麻原らの死刑執行」

 1995年(平成7年)には新年早々、阪神淡路大震災があり3月オウム真理教の地下鉄サリン事件があった。〝オウム〟は前年に松本サリン事件を起こすなどカルト的な動きが目立ち、上九一色村(当時)への教団施設の警察の強制立ち入りはTVドラマを見ているような錯覚をし、教祖の麻原彰晃が隠し部屋から発見されるなどとの報道は正にドラマそのものであった。
 その麻原(本名・松本智津夫)ら事件に関わり死刑判決を受けた13人のうち麻原ら7人の刑が今月6日執行されたことを上川陽子法務大臣が記者会見し明らかにした。
 20数年前、麻原をTVで見た時、東京の学生時代に人生の深淵さを教示してもらったSさんに似ているのには驚いた。Sさん本人かと最初のうちは疑うも似て非なる人物であることに安堵したことを覚えている。
 Sさんの語りは人生経験が少ない筆者を惹き付けるものであり、その後、稚内の実家まで招いたことがあるほど男が惚れるほどの人物であった。
 大学などで高等教育を受けた信者が麻原に傾倒したのは筆者のSさんへの思いに通じるものがあったのか。
 10代、20代の人間として未熟な頃には起こりそうなことで、麻原を崇拝していた故に「サリンをつくれ」「サリンを使え」の命令に逆らえないというよりは信奉した故での人間の弱さに起因していたのではないのか。
 死刑廃止論があるが極悪非道な罪を犯した者への究極罰は死刑しかなかろう。29人殺害し6千人以上が後遺症に苦しんでいることを忘れてはならない。

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