時の話題 「稀勢関出場せず」

 あすから始まる大相撲名古屋場所はまた稀勢の里不在の場所になる。稀勢関の休場は横綱になってから8場所連続となり、9月の秋場所で進退が賭かることになりそうだ。
 横綱昇進の大関最後の場所で初優勝し、新横綱も12日まで勝ち放しの稀勢関は既に引退した日馬富士の猛烈なぶちかましによって土俵下に落ちた際、左胸周辺にケガをし、14日目の鶴竜戦はあっさり土俵を割ってしまったものの、千秋楽の大関照ノ富士戦の本割、優勝決定戦で執念の勝ちを拾い連覇した。
 あれから8場所16カ月間、まともに相撲が取れない状況にあるのは最初はケガの影響だったろうが、その後の稀勢関にしてみると大関から横綱になれない苦渋の日々同様、横綱の権威を損ない自分にも情けない忸怩たる思いだったのでないか。
 相撲協会は横綱審議委員会(横審)の言動を窺いながら静観に終始しているが、思うに今回が連続休場の区切りとなり来場所は出場するにしても最低2桁は必要だろう。今の状態から推察すると勝ち越しさえ難しいだろう。
 サッカーW杯で西野ジャパンについて同じような事を書いた記憶があるが、サッカーは選手と監督、コーチのチーム力によっては化ける可能性がある競技であり結果として予選を突破し、決勝トーナメント1回戦でもベルギーをあわやというところまで追い込んだのとは異にする個人、本人によるところが大きいのが相撲である。
 筆者も大ファンだが来場所での引退がかなり濃厚になったといえよう。この予想、覆すことできないかな。

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