時の話題 「3万円割れとは」

 地価公示と共に土地の価格の目安となる国税庁の路線価が公表され、稚内の中央3キタカラ前がとうとう1平方㍍当たり3万円を切ってしまった。
 平成4~7年にはアーケード街で9万6千円の路線価を付けており、稚内の退潮を物語る指標に肩を落としてしまう。
 商業地、住宅地とも南、東地区に移動している中、中央地区には市役所、市立病院がでんと構え、信金など金融機関もあり、JR稚内駅と棟続きのキタカラ、そしてシャッター通りに化したといえどアーケード街があり稚内の顔であるのに疑いはないものの、実際の土地価格公表の目安という観点からは的外れと言えなくもない。
 商業地としては大黒のオレンジ商店街も範ちゅうに入るが現状とても商店街と言えるものでなく市内に点在する中・大規模店が夫々商業地を形成しているものであり、基準地価が北から南、東地区まで数カ所を標準地とし土地価格を公表しているよう税務署も最高路線価公表の仕方を変えて行くべきであろう。
 そんなことはさておき、稚内の土地価格下落には経済を中心にした凋落ぶりを示すものといえ、高齢化進展による人手不足も顕在化してきている。
 このまま行くと10数年後には1万人減の2万5千人くらいの人口が予想され、そうなると物販事業は立ち行かなくなり廃業・撤退が増えることで職を求め働き盛りの年代の流出が増えるという悪循環に陥る可能性はかなり高くなる。
 市などは現実に目を逸らすことなく後々悔いの残らない対処をするべきであろう。

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