人物点描 人との関係大切に 稚内信金専務理事の田辺浩氏

 稚内信金の新専務理事に就任した田辺浩氏(54)は「得意先回りになった最初の枝幸で受けた企業の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、フェイス・ツウ・フェイスの人と人との関係を大事にして行きたい」などと抱負を述べた。
 商店を営んでいた中頓別町で生まれ、今でも故郷に帰ると幼馴染や親戚の人から愛称で呼ばれるという田辺専務は「業界の代表としての公務が忙しく留守がちの増田理事長の留守居役として本店70人24支店で230人の職員がいる金庫で何か問題があった都度、適格に判断し業務に支障なきようしなければならない」とし、とりわけ地元の信用金庫として顧客の皆さんと対面する機会の創出に腐心しており「当金庫が地域のサロン的役割を果たすよう努めて行きたい」と。
 金融機関は以前、窓口からATMへの流れがあったが今は逆にATMから窓口へ呼び戻すよう努めなければとしながら店舗規模としてコンパクトな展開が必須であり、本店や支店の改築でも「例えばだが1階を貸店舗とするなど規制緩和を上手く利用して行きたい」と話していた。
 マイナス金利によって業績も減少傾向にあるものの、投資信託などの運用やコストカットで昨年度経常利益が大幅に伸びたことには手応えを感じる他方、キャッシュレスとインバウンドに対応した事業展開は今後を占う上で大事な位置を占めるとした。
 金庫も地域も先行きへの不安が増す中、最終的には如何に地元と密着した事業を行っていくかがカギとなり「お客さま本位の姿勢がこれからは益々重要になるだろう」とも話していた。

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