乗組員4人帰国できず 稚内港末広埠頭にタンザニア籍貨物船係留されたまま

 今年2月から末広埠頭西岸壁に停泊しているタンザニア船籍貨物船「TREDECIM」(497㌧)の乗組員4人が帰国できず、船内で取り残されている。
 この船は今年2月18日、紋別沖で舵が故障し航行不能となり、その後、稚内港に曳航され、乗船していた30人余りの乗組員の多くがロシアなどに戻ったが、現在ロシア人3人とウクライナ人1人が保船要員として残っている。
 船員が取り残されていることはロシアのニュースでも報道され、乗組員には6カ月分の給料が支払われず、ロシアにいる船主との連絡がつかず帰国できない状態になっている―などと伝えられている。
 市(物流港湾課)はロシアで報道されている内容が事実かどうかは不明だが、現在も船は航行不能の状態で、乗組員の帰国含め船の退去を船舶代理店を通じ求めていくとしており、船舶代理店によると、4人の乗組員は札幌のロシア総領事館などに帰国できるよう相談などしているという。

「船体から油流出」
 17日午前9時半頃、北洋埠頭近くに油のようなものが流れているとの通報が稚内海保にあった。
 稚内海保が陸上班、巡視船もとうら搭載艇で調査したところ、末広埠頭西岸壁に係留中のタンザニア籍貨物船「TREDECIM」(497㌧)から流出した油であることを確認。船舶周辺に若干の油が浮いていたものの、自然消滅し、新たな油の流出はないという。
 海保では流出原因など調査中。

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