サハリン航路急転直下、運航へ 費用は全額サ州側負担

 北海道サハリン航路(HSL)は13日、会見を開き、今季の運航を休止するとしていたサハリン航路を7月下旬から運航させることを明らかにした。
 去る5月25日の会見で運航費用の負担などの調整が遅れ、必要な条件が整わないとの判断で運航を断念すると発表していたが、HSLの日向寺専務によると、運航主体であるサハリン海洋汽船SASCO(サスコ)とサハリン州政府の間で協議した結果、日本側からの運航支援がなくても運航することになったとの連絡が入った。運航経費全額をサハリン側が負担運航する計画にあることも明らかにした。
 HSLとしては今回の決定に当たって日本側の総代理店としてチケットの予約と販売、稚内港での受入業務を担当するとし、使用される船舶はこれまでと同様、双胴船「PENGUIN32」となり、7月20日~9月下旬まで週3往復運航する予定にあるとしている。
 日向寺専務は早急にサスコの関係者と運航計画の詳細も含め協議をし、今月中には予約の開始をしたいと語った。
 藤田HSL社長は「サハリン州政府の絶対に運航するとの思いを受け、サスコ社が動いた。サハリン側が全額を負担するのは今年限りのことで、今後は継続的に運航が続けられる仕組みを作っていかなければならない」と述べた。
 青山副市長は「航路が維持できるというのは歓迎したい。1カ月遅れての運航になるが乗客の利用促進などを検討していきたい」と話していた。

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