時の話題 「ミスター麻雀」

 「ミスター麻雀」と言われた小島武夫さんが82歳で亡くなった。プロ連盟の初代会長を務め大橋巨泉さんが司会していた「イレブンPM」のマージャンコーナーで御存知の方もいるだろう。
 無理な手作りはしないが、語り口同様、ナイフのような切れ味の雀風に憧れる雀士は多かったであろう。筆者もそうであった。
 また私的なことで恐縮するが、15年ほど前になるだろうか、筆者は稚内市内の雀荘「雀夢」で小島さんと対戦したことがある。それも当時も今も煌く二階堂姉妹ともである。
 テレビの印象と変わらない気さくな人柄で手さばきが見事だったのを覚えている。勝負としては筆者同様、小島さんも二階堂姉妹に屈した格好だったが、長く麻雀をやっていた中での思い出として鮮明に覚えている。
 その対戦から5年ほどし麻雀から足を洗ったが、過日の小欄で紹介した松田仁さんの逝去により引き取り手がなくなった自動麻雀卓をひょんなことからもらい受けることになり先日、自宅で4時間ほど牌の感触を確かめながら勝負を楽しんだ。
 今、高齢者の認知症防止に麻雀が脚光を浴びているという。言うところの〝健康麻雀〟である。麻雀は頭を使い牌を握ることで手先の機能訓練にもなり老化の進行を遅らせる役割があるのだそうだ。
4人のメンバーが揃わなくては出来ないので人と人とのコミュニケーションづくりにも寄与する。
 賭博そのものだった麻雀のイメージを変えた小島さんの訃報には個人的にも物悲しさを覚えている。ご冥福をお祈りする。

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