永年の功労に栄誉 春の叙勲 山田、中居、大宮さん3氏

山田 繁春さん

中居 詳往さん

大宮 肇さん

 春の叙勲受章者が発表され、稚内から元市議会議員の山田繁春さん(70)=富岡1=が地方自治功労で旭日小綬章、元道関税会連合会副会長の中居詳往さん(73)=大黒1=が納税功労で旭日双光章元防衛技官の大宮肇さん(63)=萩見5=が防衛業務功労で瑞宝単光章に輝いた。
 政治に興味があった山田さんは、平成3年に市議に初当選し平成15年から副議長、平成19年から議長を務めるなど、平成23年まで5期20年に亘り稚内市勢の発展に寄与してきた。
 20年に及ぶ議員生活では、中小企業振興条例市立稚内病院の経営改善など提案し「実現できたことを誇りに思っており、とても充実した日々だった」と振り返った。
 前市長の横田市政時代に稚内の色々な荷物を整理する時期に当たったとし、当時の全日空ホテルの経営危機など「賛否両論あり議会と行政ともに難しい問題に直面した」とも語っていた。
 受章に当たっては「20年間、続けてこれたのは支援して戴いた方々のお陰で感謝しています」と話していた。
 中居さんは昭和53年に設立された稚内関税協力会、平成9年に名称が変わり単会として全国初の連合体組織となる稚内税務署管内関税会連合会の初代会長ほか、北海道関税連合会副会長(平成12年~25年)を務めるなど30年以上に亘って消費税や酒税、石油税など間接税の正しい納税の推進と普及活動に寄与してきた。
 稚内税務署管内は、宗谷管内10市町村と天塩町、遠別町までの地域を管轄する日本一広い地域のため会員が点在するという事情もあることから、会の活動をスムーズに推進する体制を確立するべく支部設立に奔走した時は「稚内税務署が全面的に応援してくれた結果であり全国的にも稀有な組織ができました」と振り返った。
 叙勲には「まさかいただけるとは思っていなかったのでとても感謝しています。今後も納税の普及啓発に努めていきたい」と話していた。
 稚内出身の大宮さんは、九州の自衛隊学校卒業後の昭和46年、自衛隊に入隊。稚内分屯基地の航空自衛隊第18警戒群の電気技術員として、基地内の電気関係の整備、保守業務などに携わり、平成28年3月に定年退職した。
 国を守るという自衛隊の仕事に関わっていることを誇りに持ちながら業務をこなしてきたという大宮さんは、44年間の勤務で、平成4~10年までレーダー建設事業の電気関係の準備作業に携わったことが思い出深かったとし、「基地内の電気関係のトラブルがあれば夜中でも呼ばれました。国境を守るという使命があった稚内分屯地での業務に緊張の日々を過ごしてきました」と振り返った。
 今回の叙勲には「身に余る光栄に感激しています。これもひとえに入隊以来の先輩、同僚、後輩の皆さんの指導と支援の賜であり支えてくれた妻、息子に助けてもらっての栄誉だと思っております」と感謝していた。

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