時の話題 「シカの町稚内」

 今更のことではないものの、町中でのシカには閉口する。我々市民に攻撃してくるわけではないが、あの決して図体が小さくない動物が目の前に現れると後退りしてしまう。
 22日の早朝の日曜日、自宅の近くにある若葉公園を散歩していると突然(考え事をしていたのだろう)シカが現れ、此方の動きの機先を制するかのように北星大学側にある1㍍以上はある柵を軽々跳び越え山の中に消えてしまった。
 散歩の前には7頭ほどの群れ(家族のようだった)が潮見が丘中前の道路沿いを草を食みながら歩いていた。
 シカの町稚内のようである。
 稚内市は銃やワナ、そして吹き矢を用い駆除に懸命だが、ある程度の実績はあるものの、増える一方のシカに駆除が追いつかず手を焼いているというのが現状だ。
 斬新な発想を持つ先日亡くなった知人は「いっそのこと奈良公園のようにしてしまえばいい」などとシカとの共生も一案とする話を生前していたが、そう簡単なものでない。しかし対策のうちの一つとして検討してみる価値はありそうだ。
 公共施設、自家菜園そして市街地に住む人間が目に出来ない山の中の樹木、牧草地などの被害も看過できない状況にあり生活圏も自然も脅かされている。
 共生、愛護などという綺麗事では済まされぬ事態に危機感を持って取り組まねば第二のアザラシ、トドになりかねない。
 3㍍以上の柵を設けた広い場所に囲いワナ風に誘き寄せ始末し肉として加工し販売するという方法を稚内市として取れないものか。

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