時の話題 「新聞週間に」

 昨6日から「春の新聞週間」が展開されている。4月6日の「よ・む」という語呂合せかどうなのかは別にし社会の木鐸として新聞の果たす役割と使命の大きさを肝に銘じ精進している業界にあって稚内プレスも研鑽を重ねて行かねばと改めて思っている。
 昔、報道といえば新聞しかなく独擅場であったが、テレビの登場、最近はネット配信などメディアが多様化し、論語にある「世人を覚醒させ、教え導く人」という意味の社会の木鐸に陰りが見えているのは否定できない。
 それは朝日、毎日、読売の中央3紙に限らず道新などブロック紙、そして小紙など地方紙にも当てはまることで以前ほど楽な経営状況にないのは論を俟たない。
 新聞社の収入は購読料と広告料から成るが人口減と経済状況の悪化により、その二枚看板とも落ち込んでいるのが今の中央紙、地方紙の経営実態でないだろうか。
 小紙も以前は売上が堅調な時期もあったが購読・広告収入とも減少するというダブルパンチに見舞われ、今は黒字確保がやっとの状況である。
 あと2年すれば創刊70年という節目を迎えるが、社長の筆者だけでなく他の役員・社員にも将来への危機感はあり、舵取りの難しさに呻吟しているのは偽りない事実だ。
 高望みせず市民の皆さんに稚内での出来事を提供する〝お地蔵さん〟的な役割も大切なことだが、時には相手に耳の痛いことでも進言し、そして何よりも紙面が躍動していなければと思っている。
 山椒は小粒でもピリリと辛く行きますか。

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