時の話題 「こんなもんかな」

 ほとんどの国民が予想した通りの国会証人喚問だった。森友問題の公文書書き換えでの佐川前国税庁長官に対する喚問は野党の力不足もあって期待に反した結果に終わった。
 そもそも昨年2月17日の予算委員会での安倍総理の「私や妻(昭恵夫人)が関係していたなら総理はもとより国会議員を辞める」との発言に偽りはなかろう。政治家一家に生まれ育ちがいい安倍さんは食言した場合の危機意識を誰よりも強く持っている筈で、野党の攻め口が手緩い。
 佐川氏が大阪地検特捜部の捜査を受けていようが「偽証すれば刑務所入るんだよ」くらいに恫喝し喚問に入るべきだった。そういう意味では野党の最初の質問者がそのポイントを外したことが尾を引いている。
 佐川氏は現役時代、相当のやり手として知られ、昨年の理財局長当時の応答は「知らぬ存ぜぬ」で突き通し、高級官僚独特の慇懃無礼さを遺憾なく発揮したのは周知のとおりである。
 攻め所が重要というのは古今東西あり戦国時代の織田信長が今川義元を敗った桶狭間の戦いは好例で、普段我々が仕事をしたり生活する上でもよくあることであり、筆者は小社の社員に「ポイントを外すな」とよく言っている。
 ポイントを外さない要諦は頭でっかちでなく、どれだけ経験、とりわけ失敗するかであり、失敗をすると好機を逃さなくなる。そういうことでは大した苦労をしていないであろう国会議員に攻め所を間違うなと言うのは酷なことかも知れない。
 麻生氏の首、差し出さねばならぬかな。

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