福島の写真家「放射線高く怒りも」 3.11講演会話す 

 高レベル放射性廃棄物施設誘致反対稚内市民の会主催の3・11東日本大震災7周年講演会が11日、文化センターで開かれ、参加した市民が講演を聞き被災地への思いを新たにしていた。
 参加者70人を前に、東道事務局長は「現地の状況は余り報道されなくなった。震災を風化させないためにも、講演を通し考えを深めてほしい」と挨拶。続いて福島県在住のプロ写真家飛田晋秀さんが「福島のすがた~事故を風化させたくない!」と題し講話した。
 飛田さんは震災が発生した平成23年以降、福島第一原発事故のあった被災地を訪れ撮影しては様子を全国各地で講演。今回は7年経過した現地の様子が語られた。
 原発事故の影響が残る地域では、除染作業が行われているにも拘らず、未だ国の定める放射線量を超える地域が多くあり、ゴーストタウンと化した民家がイノブタによって荒らされ、成長に支障をきたした草木など写真付きで説明され「未だ放射線量が高いままの状態なのに福島に住民を帰そうとする国に怒りを感じている」と訴えていた。
 講演を聞き終えた東北出身の男性は「福島県産農作物などの風評被害が未だに広がっている。遠く離れた稚内の地から思うのは頑張ってほしいと願うことしかありません」と話していた。

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