時の話題 「大震災から7年」

 明日で東日本大震災と福島第一原子力発電所事故が起き7年になる。行方不明者含めて2万人近い犠牲者を出した未曾有の大惨事は亡くなった人ばかりでなく生き残った被災者にも容赦なく試練を与え続けている。
 復興事業は7年も経つとさすがに進んでいるようだが、大津波被災地は兎も角、原発事故被災地への住民の帰還は遅々としており、とりわけ次代を担わなければならない若い世代の帰還はほんの僅かで自治体は崩壊の危機に直面している。
 筆者は5年前の5月GW中、稚内ほっけ隊(佐々木政美隊長)の人達らと一緒に2日間かけて被災地を訪れたことがあった。その時見た惨状は言葉が出ないほどで南三陸町の防災庁舎に設けられた献花・焼香台では、庁舎に亡くなった人の霊が宿っているかのようで絶句し嗚咽した。
 被災地に訪問し被災者と交流したり、幾らかでもお金を落とすことで復興に繋がれば―などと思い上がった気持ちなど被災地の現実を目の当たりにし吹き飛んでしまった。
 東北~関東~四国にかけての南海トラフで発生するだろう大地震への危機が叫ばれているにも拘らず、ベースロード電源として原発再稼働を止めない政府。被害の現実を直視し原発は廃炉するべきで、少々電気代が高くなっても構わないので風力や太陽光など自然再生エネルギー立国への大転換を推し進めるべきであろう。
 東北の人達の呻吟に思いを寄せる時、経済優先でなく国民の幸福目指した施策実行が求められる。
 人口減に喘ぐ稚内とて同様である。

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