サハリン航路、貨物船事業との連携も サハリンセミナー開く

 北海道サハリン航路(HSL)主催の第5回極東・サハリン経済交流セミナー「インフラ・流通の現状と課題について」は5日午後稚内北星大学で開かれ、稚内港を拠点とした物流拡大、サハリン航路の今後の可能性を探った。
 稚内北星大学、稚内開建が共催し開かれたセミナーに参会した関係者60人余りを前に、藤田HSL社長が今年の航路について「1年目、昨年よりも今年は更に一歩前進させて運航したい」と挨拶。続きクマシロシステム設計(札幌)の小柳貢技術監理部長が「最近のサハリン州のインフラ」と題し、サ州でのLNG(液化天然ガス)などエネルギー開発と北極海航路など説明した上で、稚内など道内企業がロシアでビジネス展開するためにはロシアで技術的に出来ないプロジェクトの参入労働者への食料供給など可能性があり、情報を常に把握していくことが重要―と説いた。
 「航路と物流の現状と未来」と題し講話したノマド(札幌)の伊藤稔常務取締役はサハリン航路の課題について天候の影響を受けにくい大型船の確保、冬などスキーシーズンに合わせた運航の可能性に言及した中、2年間の運航で日本とロシア側からオートバイなど貨物搭載の問い合わせがあり、稚内など地元企業が実施している貨物船事業と連携させていく手法も必要―と提言した。

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