時の話題 「若者に幸あれ」

 4年間で終える定時制課程を3年間で卒業するというのは並の努力でなかろう。稚高定時制で3年履修を成し遂げた日向美卯さんと飯田鉄弥さんが卒業した。
 それも昼間は働くという蛍雪の功を重ねてきた末のもので、元紺谷校長先生がエールを送ったが、筆者からも努力に対し讃辞を送り称えるものです。
 定時制は夜学で昼間の全日制に通えない生徒が昼に働いたあとに勉学に励むものとみられているが、数年前、知人から日中働かずにいる生徒が結構いるようなことを聞いたことがあった。プライバシーに係わることでもあり詮索はしなかったが、思うに昔のように困窮する家庭が少なくなったことも一因としてあるのか。
 安倍首相はしばしば家庭の困窮で大学など上の学校に通えない子供がないようにしたいと教育の平等化について述べている。しかし現実問題として家庭環境により教育を受けることができない子供は少なからずいる。
 高校生にもなると(いや小中学校の時でも分かっているだろうが)自分が置かれている状況は悟るにしても飯田さんや日向さんのように自らが稼ぎ教育もそして飛び級ともいえる早期の卒業は並の努力では叶わず一念岩をも通す強い心持が成したものだろう。
 本紙の取材にはにかむこともなく目をきりっと見開き写真に収まる2人の若者。高校卒業は人生の通過点に過ぎず、これまで同様、これからも君たちは試されるだろう。
 何があっても自棄にならず諦めず自分が描いた人生を歩むこと祈っております。

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