時の話題 「三月弥生」

 以前にも触れたように小欄はだいたいが載る前の日の午前中に書いている。春が来たような陽光に仕事を止めぶらりと散策したくなる気分になる。
 日の出が早くなり6時には散歩する人を見かけるようになり、まだまだ寒いのでがっちりと防寒着姿なものの3月も半ばを過ぎると厚着から薄手のものに変わるのだろう。
 3月下旬にもなれば東京の上野公園の桜は満開となり花見をする人で賑わうものの、北海道、とりわけ朔北の地はそれより1カ月半遅く見頃を迎える。
 春といえば別れの季節であり学生にとって卒業式のシーズンとなる。高校に続き中学校、小学校とあり桜が咲き誇る中での別れは次のチャレンジへの原動力となりそうだが、北国の卒業式は桜どころでなく積雪も未だ多く春まだ遠しというところながら春への息吹を感じるような光景も広がっていく。
 冬と春のせめぎあいののち日が経つうちに雪の純白が土や植物の色に変わり住人は「春がやって来たね」と待ちかねた人を迎えるように佇まいを正す。
 折角の春めきも2日からは荒れ模様の天候になるよう。泣く子と地頭に敵わぬようにお天道様にも抗えるものでない。
 年度締め括りの1カ月。戌年の始まりから2カ月経ち、そろそろ新年の誓いも色褪せつつある中、新年度始まりの4月を前に年の始めの誓いを想起せねばなるまい。
 厳しい冬だっただけに春になる喜びは大きい。「いっちょ、やったるか」「私だって負けないわよ」との心意気で春を迎えてほしいものである。

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