時の話題 「市の新年度予算(2)」

 工藤市長は予算案を説明する中で「我がマチが持っている体力で手立てできるものは財政健全化に努めながらしっかり対応していきたい」などと述べ、この予算発表の記者会見を終え出席した三水会の代表幹事の挨拶として今冬の厳しい天候から「財政も厳しいものの、(職員に対し)厳しいという事を前面に出すことなく知恵を出すよう求めている」などと述べたのは示唆に富み、副市長職まで37年間、市に奉職し財政事情を熟知している市長の言葉だけに重いものがある。
 何年前かは忘れたが小紙の正月号インタビューで市長は「10万人以上の自治体であれば民間に委ねることが出来る事業でも、本市は市が何でもかんでもやって行かなければならない」などとの趣旨の話をしたことがあった。
 そういうことでは補正予算案含め市長の〝何でもかんでも発言〟に通ずるような予算案もある。市勢発展に資するにしても唇を噛むような予算編成もあったのではと推察する。
 増え続けるエゾシカやアライグマ、キツネの被害防止対策事業の中にアザラシやトドの名前が無いのは記載洩れなのか。陸海とも有害鳥獣防止には万全を期してもらいたい。
 市長として2期目最終年の予算編成を終えた工藤氏の東奔西走ぶりは今更触れることでもないが、JR、サハリン航路、市庁舎改築など問題が山積しており、体を休める暇がないことへの同情は禁じ得ない。この7年間の安定した市政舵取りには大方の市民が評価しているのではないか。稚内の将来は市長の双肩に掛かっている。

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