時の話題 「赤い糸の強度は」

 のっけから小社の事で恐縮するが、4カ月ほど前から募集していた編集部、制作部各々1人の2人がやっと決まったと小躍りしていたところ、編集部記者としての採用を決めた人から断りの電話が入り糠喜びに終わった。
 小紙の募集広告を見ても同じ会社が何回も掲載しており、この人手不足というのか働き手の縮減傾向は益々酷くなるのでは―との予感さえしてくる。
 応募者の中には高校卒業後、進学や就職で稚内を離れていたが親が高齢となり介護を担い故郷に戻って来た人もおり、その中には別の町で一人暮らしをしていた人が多いようだ。家族持ちだと自由は効かず帰郷とて容易なものでないことから、身軽な一人暮らしの人が戻るケースが多くなるのか。
 筆者の身内にも同級生にもいるが、生涯一度も結婚しない人が相当数おり、日本の少子化、人口減少の要因となっている。
 男女は赤い糸で結ばれているなどと神懸りな事を言う向きもあるが、結婚をしない人が増えているという事実には難解な人生の深遠さを窺わせる。
 そのため婚活プロジェクトなるものが頻りに展開され稚内でも年に数回、男女出会いの場が設けられておりゴールするカップルが少なからずいる。
 以前から酪農家の嫁探しがあったが、今では職業を絞るのでなく多方面で嫁だけでなく婿探しが恒常化しているようだ。
 「結婚は人生の墓場だ」との有名な言葉がある。他人同士が一緒になるのだから互いに努力は必要だが結局は赤い糸の強度の問題になるのかな。

コメントを残す