時の話題 「医療充実に向け」

 経済が大事なのは論を俟たないが、医療の充実も欠かせず、昨年11月に結成された「医療と健康のまちづくり応援団」への町内会など団体、市民個々の参加が増えているのは喜ばしいことだ。
 稚内地区の医療体制は市立稚内病院を中核に稚内禎心会病院、勤医協宗谷医院ほか開業医(診療所)によってなされているが、大学からの医師派遣制度が変わったこともあって市立病院の医師不足は慢性的な状況にあり、出張医でどうにか診療態勢が維持されているという事態にあり医師ばかりでなく看護師不足も深刻化している。
 医療従事者の絶対数が足りないという事は個々への負担が増大し医師や看護師の過重労働解消は喫緊の課題になっているが改善するメドが立たず、この間市民の間に派生したのが市立病院への不信感で、憂慮した市民が「地域医療を考える稚内市民会議」を立ち上げ応援団を結成。市民会議、応援団の人たちは激務に耐える医師らを励まそうと市民からの感謝の声を伝える活動などしている。
 その応援団が増えているというのは朗報であり、稚内市民も病院や市役所などばかりでなく自ら立ち上がろうとする意気込みの表れとして評価されるが、今後どのように実のある活動をしていくのか中味が問題となろう。
 稚内など地方の医療は脆弱だ。打開・解消するには何が必要か。医師ら従事者への敬意と信頼、過酷労働への感謝の気持ち、片や従事者も忙しいのは分かるが丁寧な対応を望みたい。同じマチに住む者として相身互いの精神が欠かせないということである。

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