時の話題 「あざとい人事」

 我慢強い雪国の住民でもこれだけ降ると文句の一つや二つは出てくる。お天道さまに恨み辛みを言っても詮ないので、最終的には積もった雪の処理について愚痴が出てくる。
 バス停のこと然り、そして車・歩道の除雪に一言―というのも分かる。
 冬季間は泣いて笑ってでなく泣きっ放しの季節のようで涙も涸れてしまうが、人間というのはそんな柔に出来ておらず泣いている間にも善後策を考える。うまくできている。
 うまくといえば森友学園への不当な土地売却での話し合い過程で記述文書はないと貫き通し国税局長に栄転した佐川前近畿財務局長への野党と一般国民の憤りは所得税の確定申告受付の始まりと共に日に日に激しくなっている。
 国会の予算委員会では麻生財務大臣が弁護に終始しているが、何時まで庇い続けるつもりなのか。委員会への参考人招致など佐川さんが説明責任果たさねば誰のために嘘八百並べたのか―という素朴な疑問により安倍総理夫妻への忖度問題が再燃するのでないのか。
 佐川長官のこともあり所得税の確定申告で税務署職員は申告・納税する国民の側からの抵抗に遭っているやに側聞する。職員の「書類を揃えて下さい」との要請に「存在する文書が無いと嘘を突き通した人がトップの機関に提出していいものなのか」と返されては職員も二の句を告げられないのではと案じる。
 トップは清廉潔白でなければならないということで、身を恥じるなら潔く自ら職を辞するべきだろう。
 それにしてもあざとい人事をしたものだ。

コメントを残す